USCIS(米国移民局)、サービス料金を調整
アメリカ国土安全保障省(DHS)は、USCISがサービス料金を確実に回収できるように、特定の移民・非移民ビザ申請に対する手数料を調整する最終規則を発表しました。
ほとんどの政府機関とは異なりUSCISは有償であり、 USCISの予算の約97%が徴収され、入国審査料口座に入金されます。
USCISは2年に1度料金の見直しをしていますが、現在の料金では移民ビザ申請を提供するコストを回収できないと判断されました。 DHSは、運用コストの回復に役立つように、平均20%の増加でUSCIS料金を調整しています。 現在の手数料では政府機関は年間約10億ドルの資金が不足している状態です。
USCIS担当副局長であるJoseph Edlow氏は「USCISは、出入する支出を調査し、その分析に基づいて料金調整を行っています。」「料金調整は、アメリカの移民システムを効率的かつ公正に管理し、アメリカ人を保護するために必要です。」と述べています。
この規則は、移民詐欺を阻止し、申請者、請願者、受益者を徹底的に精査するための費用増加も説明しています。 またUSCISの任務を達成するための給与計算、技術、運用も良い影響を受けます。 裁判の費用を回収するために特定の手数料免除ルールを減らすことも行います。
この最終規則は、USCISから入手可能なフォームをオンライン上で提出する申請者の手数料を10ドル削減することで、オンラインからの申請を今まで以上に促進します。 USCISに申請を送る為の最も安全、効率的、費用効果的、便利な方法でもあります。
USCISは2016年12月に平均21%増加して料金を更新しました。
今回の新料金表については、以下の最終規則を参照してください。
https://s3.amazonaws.com/public-inspection.federalregister.gov/2020-16389.pdf
この最終規則は2020年10月2日に発効予定です。この日付以降に消印が付けられた申請、請願等には、この最終規則が適応されることになります。