「シルクロード色彩自在−洋画家入江一子105年の軌跡」展 バーチャル・オープニング・レセプション
「シルクロード色彩自在−洋画家入江一子105年の軌跡」展 バーチャル・オープニング・レセプション&「シルク時空をこえて」ミニ映画上映会
レセプションの前半では、入江一子氏の85年に亘る画業を振り返るとともに、作品を画像によりご紹介いたします。
後半では、明治から大正、昭和にかけて日本のシルク産業繁栄の地、信州を中心に、飛騨、上州、横浜、福島、そして世界へと絹の歴史をめぐる物語を描いた映画「シルク時空(とき)をこえて」のミニ上映会を開催します。シルクロード終着点の日本からアメリカへ絹の道ができ、アメリカ産業革命発祥の地ニュージャージー州パターソンを皮切りに、ペンシルバニア州、コネチカット州など、両国間に絹の道が発展していきました。先人たちは、どのようにシルク産業を興し、その道をどのように歩んできたのでしょうか。
ミニ上映会の後、映画監督の熊谷友幸氏に日米間の信頼関係とイノベーションの魁(さきがけ)とも言える「ものづくり精神」の中で深まっていった日米シルクストーリーをご紹介頂きます。
ー 日時:2021年9月23日(木)午後7時〜8時(東部夏時間)
ー 参加費無料(任意で医療従事者へのお弁当プロジェクトへ寄付)先着500名様まで。
ー お申し込みはこちらから:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_P3RcU_wVT4CFovMIN8VRbQ
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入江一子(いりえかずこ)
女流画家、入江一子シルクロード記念館館長、独立美術協会会員、女流画家協会委員
山口県萩市出身。1916年韓国大邱市に生まれる。小学6年生の時に描いた静物画が昭和の御大典で天皇に奉納され、早くから才覚を現す。1938年女子美術大学卒業後、洋画家・林武画伯に師事し、以降、独立美術協会会員、女流画家協会委員(創立会員)として画壇をリードする。シルクロードに魅せられ、1970年代より、一貫してシルクロードの風物や辺境に生きる人々を描く。斬新な構図と明るい色と光に富んだ画風で、独自の世界を確立した。2013年 女子美術大学第1回「女子美栄誉賞」受賞。
【著書】
『色彩自在/シルクロードを描きつづけて』(1996年/三五館刊)
『101歳の教科書 〜シルクロードに魅せられて〜』(2017年/生活の友社)
熊谷友幸(くまがいともゆき)
カメラマン、ドキュメンタリー映像作家、一般社団法人高遠石工研究センター 事務局長、
有限会社フィールドワーク代表取締役
東京放送TBSと東芝日曜劇場にて演出、ドラマ制作をする。現在は山岳を中心とした映像の制作と文化を伝える映画の監督をする。ドキュメンタリー「シルク岡谷」
ドキュメンタリー映画「シルク時空(とき)をこえて」(2020公開)映像 シリーズ「高遠石工の石仏」
写真:
熊谷友幸監督
入江一子氏 ©️女子美ガレリアニケ(入江一子シルクロード記念館提供)