日本ギャラリー 二村 守 展 「未知の宝物 − セントラルパークの贈り物」
日本クラブ会員で、「88歳の新進気鋭のアーティスト」二村 守(にむら・まもる)氏は、この度、日本ギャラリーで画壇デビューをします。88歳の新進アーティストトの初個展です!ぜひ足をお運びください。
日本ギャラリー 二村 守 展 「未知の宝物―セントラルパークの贈り物」
● 6月9日(木)~ 6月22日(水)
● 入場無料
● 開廊時間:
月曜日~金曜日:10:00 am – 6:00 pm
土曜日:10:00 am – 5:00 pm
日曜日:休廊
● 会場: The Nippon Gallery(145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019)
二村氏は、1965年、31歳の時に九州からアメリカに移住しました。若い頃、絵を描く時間を取れず、描くことへの情熱を捨てることを余儀なくされましたが、学ぶことへの意欲を捨てることはありませんでした。二村氏は、正式な美術教育は受けていませんが、ニューヨークの美術館が彼のアートスクールでした。特に、ニューヨーク近代美術館にある現代画家の作品に惹かれ、インスピレーションを得ました。
しかし、インスピレーションを最も与えたのは、セントラルパークの多様な自然の美しさ、人々のエネルギーでした。何時間にも亘る観察、座ったり、散歩したり、美しさを体験したり、毎年新しい花の香りを楽しんだりすることでインスピレーションを得て、絵を描きました。二村氏の作品は自然をモチーフとしていますが、私たちが知っているような実際の植物や動物を描写するのではなく、私たちの周りにあるものを超現実的に抽象的に解釈し描かれたものです。
色は、二村氏の芸術的追求に大きな影響を与えています。絵の具の色が、キャンバス上ではどのように見えるかを理解することは、二村氏がここ数年行ってきた探求です。色の振動とイントネーションをテストし、彼の多くの作品に繰り返し見られる完璧な温かみのある黒を作るためのコンポーネントを探すため、色の研究に没頭しました。そして、静かで落ち着いた調和のとれたパレットに到達するまで探求を続けました。自己の作品の進化を通して、多様な情報源から独特のスタイルを作り上げ、この展覧会の一部であるシュールで抽象的なイメージを創作するようになりました。
ジュッソと砂を下地に塗り込み色鮮やかなアクリル絵の具による独特な画法を駆使し、何年にもわたって何百もの抽象画を描きました。本展では、その中から約30点を厳選し展示いたします。二村氏は、創造的な旅を続けてきた人生のこの段階で、初めて作品を公開し、皆様にご覧いただけることにとても感謝しています。ぜひ、88歳の新進アーティスト、二村守氏の作品をご覧いただき、声援を送っていただければ幸いです。
[お問い合わせ先] gallery@nipponclub.org