日本ギャラリー 桐谷さえり展「国境を越えて」
現代美術家の桐谷さえり氏は、ウィーン美術アカデミーに客員アーティストとして在籍していた2016年の春、ウィーンに人生の可能性をかけ、様々な困難を乗り越え、希望と夢をもって外国からやって来た男女計16人にインタビューをしました。「国境を越えて」は長さが60分、3チャンネルのビデオと写真、コラージュ、ペインティングのインスタレーション作品です。ソニーコーポレーションより3台の大型モニターのご協力を頂き、開催いたします。
黄金の街、芸術の街、音楽の都、ウィーン。歴史的にも国際色豊かな街。そんなウィーンに人生の可能性をかけ、様々な困難を乗り越え、希望と夢をもって外国からやって来た男女計16人(アフガニスタン、イラン、ガーナ、韓国、コソボ、シリア、スウェーデン、セルビア、中国、ドイツ、日本、パレスチナ、メキシコ出身の大人、学生、移民又は難民)にインタビューし、主に各々の故郷について質問しました。「あなたのお名前はなんですか? どこから来ましたか?… あなたの国で一番好きな街はどこですか?…」など。インタビューのあとに桐谷氏が感じたことは、人々の郷愁の想いでした。「ウィーンでは、様々な建物や絵画に金色の装飾がなされています。ニューヨークはアール・デコ建築が有名で、ロックフェラー・センターやクライスラービルなどの建築物には金色の装飾が散りばめられています。そして、私の故郷であり、常に恋しく懐かしく想いを寄せる金沢も金箔で有名な街。三つの都に共通する金色の輝きを意識しながらビデオを制作しました。
■ 会期:7月21日(木)~7月27日(水)
■ 会場:日本ギャラリー(日本クラブ 7階)
■ 住所:145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019
■ 開廊時間
月-金:: 10:00 am-6:00 pm
土: 10:00 am–5:00 pm
日休
■ 入場無料
■ お問い合わせ:Tel: 212-581-2223/E-mail: gallery@nipponclub.org
■ 詳細:https://www.nipponclub.org/activity_exhibition/?lang=ja