<日本ギャラリー> 北古味可葉 墨展「IKIRU - 昨日でもない、明日でもなく、いまの今を生きる」
■ 入場無料
■ 会期: 9月15日(木)~ 9月21日(水)
■ 場所:日本ギャラリー(日本クラブ 7階: 145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019)
■ 時間: 10:00 am - 6:00 pm(月-金)、10:00 am – 5:00 pm(土)、日休
■ 詳細: Tel: 212-581-2223 / E-mail: gallery@nipponclub.org / Website www.nipponclub.org
高知県在住の書道家、北古味可葉(きたこみ かよう)氏は、「生きている、生かされている!」をベースにし、国内外で精力的に個展やグループ展を開催するとともに、他ジャンルとのコラボレイトにより書の可能性を追及しています。ニューヨーク展では、「コロナ禍でもあり、遠くの戦争をリアルタイムで目にする時代の今、この一瞬を大切に生きていく」という思いで書いた大作「讃歌―生きる」をはじめ、墨と日本文化を織り交ぜながら「生きる」をテーマにした書の数々を展示します。
展覧会に先立ち、北古味氏は「日常の暮らしの中から感じるものを拾い集め、それらが生きることの喜びにあふれた人生讃歌であることを願いながら、日本の伝統をまとう墨の世界を創作しています。人種の坩堝の街、ニューヨークのエネルギーに魅了され幾度も訪れた大好きな街ニューヨークで、作品と共に多くの人に会えることが嬉しい」と話しています。
本展では、書の概念を飛び越えたユニークな作品も展示されます。一つのスタイルや考え方に捉われずに、常に新しい表現を模索している北古味可葉氏。-いつもはじまり-は、北古味氏の座右の銘ですが、本展からまた何かが始まるのが楽しみになるような展覧会です。ぜひ、ご高覧下さい。
【北古味可葉】
高知県生まれ 元(財)独立書人団 独立審査会員。独立書道大学3カ年。多方面で書を通した活動をする。高知市立「龍馬の生まれたまち記念館」では、講談社さしえ賞など多数受賞経歴がある故村上豊氏のイラストと共に、龍馬が生まれてから土佐を脱藩するまでのエピソードを書で紹介している。「ホテルオークラ」や「帝国ホテル」の画廊でも取り扱われる「和のアート」は世界的な人気となっている。
<写真>
◆ (左から)「いきる」 布張り 94x178cm、「生きる」 布張り 79x190cm、「生きる」 布張り 94x189cm
◆ 「讃歌−生きる−」、206 x 1000 cm、土佐和紙、墨、キャンバス
◆ 北古味可葉氏