日本ギャラリー「日本の美術工芸作家と作品を祝う」 展
アジアウィークニューヨーク2023と同時期に、日本ギャラリーでは、オリエンテーションズ・ギャラリーとオリエンタル・トレジャー・ボックスによる日本美術工芸作品展を開催いたします。このコラボ展は、アジアウィークで最も長く続いている展覧会で、今年は10年目11回目の記念すべき節目を迎えます。
本展では、七宝、金工、陶磁器、漆芸、絵画、竹工芸、彫刻、染織の各分野の著名な作家による質の高い作品が展示されます。主には、帝室技芸員や人間国宝による技巧を凝らした珠玉の近現代工芸品が幅広く紹介されます。
今年は、「記念」のコンセプトを持つアートワークに焦点を当て、特別なお祝いのイベントや儀式的な行事を描いたオブジェクトを多く展示します。また、明治・大正・昭和の国際博覧会や万国博覧会で受賞した作家を特集します。香道や茶道などの儀式に関連した作品も展示されます。
限られたスペースで至高なる近現代工芸家の技から生み出された「日本の美」をご鑑賞頂くため、オリエンテーションズ・ギャラリーとオリエンタル・トレジャーボックスの膨大なコレクションの中から、最高峰の美術工芸品を選定しました。本展を通じ、ニュ-ヨークをはじめアメリカ全土、及び世界中から集まる多くの方々と美術品鑑賞の喜びを分かち合えれば幸いです。ぜひお気軽に日本ギャラリーにお立ち寄りください。
「日本の美術工芸作家と作品を祝う」 展
■ 会期:3月16日(木)~ 3月24日(金)
■ 開催時間:10:00 am - 6:00 pm(月-金)、10:00 am – 5:00 pm(土)、日休
■ 場所:日本ギャラリー(日本クラブ7階)145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019
■ 入場無料
■ ご連絡先:gallery@nipponclub.org
<写真キャプション>
- 七宝花瓶 林小伝治 (名古屋) 高さ30.5cm 1895年頃(明治時代)
- 象嵌が施された銀製花瓶 能楽『石橋』の獅子舞踊 一寿& 光行 高さ37.6 cm
- 日本の20世紀の竹製生花籠 (左から右) :飯塚琅玕斎(1890-1958)、小菅小竹堂 (1921-2003)、人間国宝 二代前田竹房斎 (1917-2003)