日本ギャラリー「極秘のこだわり -画家ポールジェンキンスと日本美術コレクション-」 展
「極秘のこだわり-画家ポールジェンキンスと日本美術コレクション-」 展
● 2月9日(金)~ 3月1日(金)
● 入場無料
● 日本ギャラリー(日本クラブ7階) 145 West 57th St, 7th FL, New York, NY 10019
● 時間:10 am - 6 pm (月-金) 10 am – 5 pm (土) 日・祝日(2/19) 休
日本ギャラリーでは、このたび満を持してアメリカの抽象表現主義画家、ポール・ジェンキンス(1923-2012)と、その妻スザンヌ・ジェンキンス (1948-2023) の見事な日本美術コレクションを紹介する展覧会を開催致します。展示作品の数々はニューヨークの自宅や、スタジオ、パリのスタジオ以外ではまとまって公開されたことはなく、日本ギャラリーが初のお目見えとなります。
ジェンキンスは、ポロック、ロスコ、マザーウェルなどと同時期に名を馳せた画家で、型破りな絵の具の注ぎ方、豊かな色彩の抽象画のキャンバスでよく知られています。
ジェンキンスは、日本との関わりが深く、1960年代から1990年代にかけて、東京と大阪のギャラリーで展示を行い、東京の国立西洋美術館、大阪の国立国際美術館、広島県立現代美術館、富山県立近代美術館など、日本の多くの個人および公共のコレクションに作品が収蔵されています。この間、女優の黒柳徹子さん(1933年生まれ)などの著名人と出会い、親交を深めました。
また、YouTubeで「ロバートブラウンCM ポール・ジェンキンス」で検索いただきますと動画が出てきますが、彼のイメージと作品が1973年のウイスキーのコマーシャルで使用されているほど、日本でも名の知れたアーティストでした。
本展は、ジェンキンスの生涯にわたる情熱を日本美術に一巡させた公の場で開催される初めての展覧会です。ジェンキンス制作の作品12点、恩師である国吉康雄の作品1点など、作家自身のコラージュや絵画とともに、優れた日本美術コレクションを是非ご鑑賞下さい。
主催:日本クラブ
協賛:JCC Fund
共同キュレーター:マーサ・ブラックウェルダー、堀 佐知子
写真1:左:能面、小癋見 (べしみ) – 出目光矩印江戸時代、18世紀、右:能面、神体、無銘、江戸時代、19世紀
写真2:ポール ジェンキンス (1923-2012)、“Phenomena Taught Reel”、1962 アクリル、キャンバス
Paul and Suzanne Jenkins Estate Foundation 所蔵
【お問い合わせ】gallery@nipoinclub.org