本條秀太郎の三味線:江戸端唄・江戸の粋
ジャパン・ソサエティー(JS)
舞台公演部2018-19シーズン
古典音楽
『本條秀太郎の三味線:
江戸端唄・江戸の粋』
Hidetaro Honjoh
Hauta Shamisen: Love Songs from the Edo Period
2018年9月14日 午後7時30分
全1回公演
於:ジャパン・ソサエティー内 劇場
(333 East 47th Street, New York, NY 10017)
ジャパン・ソサエティー(JS)舞台公演部では、江戸末期に流行した都会の端唄や地方の民謡を現代人の耳と感性に響く三味線音楽に仕立てるという活動で紫綬褒章を受賞している本條秀太郎による古典の三味線コンサート『本條秀太郎の三味線:江戸端唄・江戸の粋』を開催します。16世紀に中国から日本にわたってきた三味線は、江戸時代に劇場音楽から民謡に至るまで日本音楽に欠かせない楽器として発展してきました。本公演では、江戸後期に室内音楽として成熟した「端唄」を中心に、秀太郎が「ポップで粋な江戸時代」へと観客をいざないます。短く洒脱な歌詞を三味線の伴奏で歌う恋歌から、地方の鄙唄、さらに秀太郎独自の新作端唄や彼が創設した新しい三味線ジャンルである「俚奏楽」からも数曲演奏され、秀太郎の多岐に卓越した三味線技と唄のすべてがアラカルトで楽しめます。
秀太郎は、江戸の端唄の持つ三味線と唄の魅力や、各地の民謡がラジオやTV、CDによって大衆をターゲットにした全国版に変革されてしまう前の地方の民謡を研究、それらをただ復刻するのではなく、時代を超えて楽しめる三味線音楽へと変革してきました。秀太郎のニューヨークでの演奏は、リンカーンセンター・フェスティバルで上演されたサイモン・マクバーニー演出の演劇『春琴』に出演した2013年以来のこととなります。本公演には、秀太郎の弟子で2017年度の文化庁文化交流使でもある本條秀慈郎が連れ三味線と胡弓で、また、先シーズンのJS公演で大好評を得たNY在住の筝奏者、黒澤有美が参加して、江戸の粋に一層の花を添えます。
【リスティング・インフォメーション】
古典音楽
『本條秀太郎の三味線:江戸端唄・江戸の粋』
日時: 9月14日(金)午後7時30分 (午後7時よりキャッシュ・バーあり。公演1時間前に三味線音楽についてのレクチャーあり)
チケット料金: 一般$35/JS会員$28
ボックスオフィス: 212-715-1258(月曜~金曜 午前11時~午後7時/土日(展覧会開催中のみ) 午前11時~午後5時)
またはJSウェブサイト www.japansociety.org
会場:ジャパン・ソサエティー内、劇場(333 East 47th Street, New York, NY 10017)
【『本條秀太郎の三味線:江戸端唄・江戸の粋』関連イベント】
ワークショップ端唄:江戸時代の恋歌を歌う
日時:9月16日(日)午後1時30分-3時30分
端唄や鄙唄の大御所、本條秀太郎による江戸時代の人気端唄の謡い方・語り方を学ぶワークショップ。「江戸のシンガーソングライター」を目指します。歌のメロディを聞かせる”歌モノ”から
物語のナレーションを音楽として表現している”浄瑠璃”など、三味線を伴う多様な音楽の構成や基本を一挙に学ぶことのできる講座です。パフォーマーから作詞家までを対象に、唄表現の基本と、日本の伝統的な曲調を紹介します。上限20名、上限を超えた場合は見学チケットを販売します。
チケット:一般 35ドル/JS会員30ドル