日本クラブ企画展「和紙の芸術表現: 伝統から未来へ」(無料)
●会場:日本クラブ 7階 日本ギャラリー(145 W 57th St, 7th Fl., New York, NY 10019)
●日程:1月30日~2025年2月21日
●時間:月〜金: 午前10時〜午後6時, 土: 午前10時〜午後5時, 日・祝日: 休館
●入場無料
本展では1400年以上の歴史を持つ和紙の芸術表現を、伝統から現代、そして未来へと繋がる視点で紹介します。
和紙は奈良時代に技術が確立され、日本の文化・芸術の基盤を築いてきました。その繊細で奥深い美しさは日本国内のみならず、19世紀のジャポニズムを通して西洋芸術にも大きな影響を与えました。モネやゴッホといった印象派の画家たちは、浮世絵や千代紙、型紙からインスピレーションを受け、新たな表現を生み出しました。
本展では和紙の伝統的な美しさを感じさせる照明インスタレーションから、現代的な感性で制作された作品まで、幅広く展示いたします。ぜひお立ち寄りください。
【見どころ】
● 光と影が織りなす「侘び寂び」の世界。
柴崎幸次氏による和紙の照明インスタレーションは、柔らかな光と影が空間を包み込み、「侘び」の美しさを体現します。また、型紙や千代紙が織りなす模様は、「寂び」の静けさと奥深さを感じさせ、日本の美意識を改めて認識させてくれます。
● ジャポニズムが西洋美術に与えた影響。
千代紙や型紙は、19世紀のジャポニズムを通して、アール・ヌーヴォーやアーツ・アンド・クラフツ運動に影響を与えました。本展では、その歴史的背景を振り返りながら、和紙が世界に与えたインパクトを再認識することができます。
● 現代における和紙の可能性。
廃材を活用した作品など、現代のアーティストによる革新的な和紙の表現は、伝統と現代の融合、そして未来への可能性を示唆します。
● 遊び心あふれる展示。
会場には、暗闇に隠れた「子鬼」が潜んでいます。探してみてください。
和紙の伝統と革新、そして未来への可能性を感じることができる本展に、ぜひご来場ください。参加費無料です。
[お問い合わせ先] gallery@nipponclub.org