クロージングレセプション 企画展 「ニッポン・コーヒーカップ物語」@ 日本ギャラリー
クロージングレセプション 企画展 「ニッポン・コーヒーカップ物語」
● 日時:4月24日(木) 4~6PM
● 会場:日本クラブ7階 日本ギャラリー(145 W 57th St, 7FL, New York, NY 10019)
● 入場無料・要RSVP (Eメールを gallery@nipponclub.org までお送りください)
現在、日本ギャラリーで開催中の企画展 「ニッポン・コーヒーカップ物語」は、いよいよ4月24日(木)に閉幕を迎えます。
最終日には、本展監修の井谷善恵博士(写真)をお迎えし、作品について直接お話を伺えるクロージングレセプションを開催いたします。井谷博士とともに、100年を超えて輝き続ける美の物語をご体感ください。再び太平洋を渡り、日本の所蔵者のもとへ戻っていく前に、ー海を越えて旅をしてきた、すべてのコーヒーカップたちと出会える最後のひとときをお楽しみください。
当日は、唎酒師・影山誠シニアマネージャーがセレクトした銘酒–剣菱(兵庫県)と上善如水(新潟県)、そして伊藤園様ご提供の日本茶もご用意しておりますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
<井谷善恵博士>
近代日本の輸出工芸史を専門とする研究者。ロンドン大学SOASで修士号、オックスフォード大学で哲学博士号(D.Phil)を取得。オールド・ノリタケなどを中心に輸出磁器の国際的展開を研究。現在は帝京大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師、日本コーヒー文化学会会長としても活躍中。
企画展 「ニッポン・コーヒーカップ物語」
https://www.nipponclub.org/activity_exhibition/?lang=ja
(写真)竹内製 コラレン カップ&ソーサー(1900–1910年頃)
珊瑚のようなガラスビーズを貼り、金彩で縁取った華やかな装飾が特徴の一客。この「コラレン」技法は欧米向けに発展し、日本の磁胎七宝にも通じる美意識を感じさせます。壺や皿が多い中、カップ&ソーサー形式で現存する例は極めてまれ。当時の職人の技と感性が息づく、奇跡の作品です。
本展では、明治から昭和初期にかけて欧米へと渡った約50客のコーヒーカップとそのセットを一堂に展示しています。この規模でご覧いただける機会は、極めて貴重です。皆様のご来場を、心よりお待ちしております。